ピッチャーというポジション|ソフトボールのピッチング
ソフトボールのピッチャーは試合の中で1番目立つポジションであり、ピッチャーなしでは成り立たないという重要な役割を担っています。
ピッチャーはピッチングだけでなく、他の野手と同じように打球を処理する守備もしなければいけません。
DHで代わりのバッターを作らない場合は当然バッティングもあります。
ピッチャーになりたいと憧れを持っている人も多いと思いますが、かっこよくて華やかなピッチャーの隠れた努力は測りしれません。
ピッチャーに憧れている人やこれからピッチングを練習する人は、まずピッチャーというポジションについて知ることから始めましょう。
1.ピッチャーの役割
ご存知のとおり、ソフトボールの試合においてピッチャーはバッターに対してボールを投げるという大きな役割を担っています。
しかも、ただ投げるだけでなくコースや球種を1球ずつ変化させながらピッチングを続けます。
ピッチャーの球速やコントロールはチームの強さにストレートに反映するのでプレッシャーも重くのしかかるポジションです。
1試合投げきろうと思うとかなりの体力や持久力が必要で、尚且つピンチの時にも動揺せず冷静に投げ続ける精神力も欠かせません。
また、他の野手と同じように守備やバッティングもあるので大忙しです。
ピッチャーありきのソフトボールですが、実はキャッチャーの指示に従って投球し、野手に捕球してもらってアウトを取るという流れがあるので1人で試合を進められるわけではありません。
ピッチャー以外の8人の野手に支えられて投球していることを忘れないようにしましょう。
2.ソフトボールにおけるピッチング練習の心構え
ピッチャーはとてもカッコイイ華やかなポジションだと思われていますがピッチング、守備、バッティングと大忙しで持久力が必要となりますので、日々の練習は走り込みや筋力トレーニングなどピッチング以外にも地道な練習が多いです。
他のポジションとは違う練習メニューがたくさんありますが、代表的なものが長距離のランニングです。
とにかく毎日毎日走り込み、体力と持久力をつけることがピッチングの上達に必要不可欠です。
また、ソフトボールのピッチングでは体のバネが必要とされているので、ストレッチや筋力トレーニングなどで体の柔軟性を高めることや筋力を上げることも重要です。
基礎体力を培うことで、球威やコントロールを落とすことなくより多くの球数を投げられるピッチャーになれます。
ピッチングの上達において、最初は特に何十球も何百球も投げ込むことが必要です。
しかも、最初からキャッチャーにボールを受けてもらえるわけではありません。
大体はネットに向かって一人で黙々とボールを弾く練習から始めます。
みなさんのイメージするピッチング練習は、基礎体力作りや黙々と基本の動きを体で覚える練習があってこそのピッチング練習です。
ピッチャーを目指す人は、コツコツと地道な練習を毎日積み重ねる大切さを肝に銘じて努力し続け上達を目指しましょう。