ソフトボールのノックの目的と正しい練習方法

ソフトボールの練習のひとつに「ノック」があり、「ノック」は、大きく分けて、二つあります。

野手が指定の場所(守備位置以外)で受ける方法と、守備位置について受ける方法です。

後者のノックは「シートノック」といいます。

では、前者の「通常のノック」と後者の「シートノック」の違いと目的をしっかり理解できていますか?

この記事では、その2種類のノックについて、その違いと目的、及び正しい練習方法についてお話したいと思います。


1.2種類のノックの違いと目的

通常のノックは、受けた野手はボールを捕球すると、指定の捕手に投げ返します。

シートノックは、受けた野手はボールを捕球すると、想定された場面での送球個所に投げます。

つまり、通常のノックは上手に捕球するための練習、シートノックは試合形式での実践のための練習となります。

何を重視して練習するのかが異なりますので、ノックの目的をしっかり理解し、その上で練習をするという事がポイントとなります。

では、ソフトボールのノックについて、どのような練習方法が良いのでしょうか?


2.ノックの正しい練習方法

先ほども記述したように、目的や意味をしっかり理解した上で練習に取り組むのが良いでしょう。

さらに、ソフトボールの練習で上達する為には、3つの過程での練習が必要となります。


1.通常のノックでとことん練習

野手として上達するには、上手にボールを取る事が何よりも大事になります。

ボールの転がり方や回転の仕方、打球の強弱や種類等のパターンを身を持って体験し、自然に体が覚え、動けるようになったらクリアです。

とことん練習あるのみです。

また、走り込みや筋トレなどの体づくりも必要になるでしょう。


2.シートノックで実践練習

さて、ある程度捕球が上達したら、次はシートノックです。

試合形式でのノックなので、捕球したらすぐにアウトにする為に送球しないといけません。

どこに送球するのか、また、送球を受け取った野手はタッチが要るのか要らないのか、更にはベースカバーも必要となる事も考慮しないといけません。

想定した場面で、どのような動きが必要になるのか、また、連携プレーがミスなく出来るのかが重要ポイントです。

そのため、シートノックのそれぞれの場面でスタートする1回1回、必ず正位置のポジションについてから始める事が大事です。

ボールを打つ側も、それぞれの想定場面に合わせて打球の種類や狙う位置などさまざまなパターンを考慮しなければいけません。


3.イメージトレーニングをする

シートノックの実践形式の練習をある程度経験したら、イメージトレーニングもしておきましょう。

ワンアウト、1、3塁の場面で、自分にゴロの打球が来た場合は、3塁ランナーを見てから2塁に送球し、その後ベースカバーに入るなど、頭でイメージする事により、より実践に生かせるようになります。(ポジション内野の場合)

以上3つの過程を実践する事により、効果的に上達するでしょう。

指導する側もされる側も、ひとつひとつの練習の目的と正しい練習方法を理解し、そのチームやメンバーに合った練習方法を作り上げていく事が上達の一歩につながります。

指導者は一人一人と向き合っていき、メンバーは指導者が何故そんな事を言っているのかを考え理解出来れば、強く良いチームになっていくのではないかと思います。

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