ソフトボールの走塁が上達する練習メニュー

ソフトボールの塁間は、わずか18.29メートル。外野フェンスまでの距離は67.06メートル。野球以上に1人の走塁によって試合を撹乱することができるスポーツなのです。


1.注意すべき点

ソフトボールの走塁はピッチャーの手からボールが離れるまで、塁を離れてはなりません。

つまり、野球と大きく違いリードが取れません。

何をおいても、この単純なミスだけは犯さないよう、基本試合前に相手のピッチャーの観察し練習することが不可欠です。

1番簡単なのが、“1,2,3”とピッチャーの投げるタイミングを読み取ること。

構えた時点が“1”。

グローブから投げる手を上に振り上げた時点が“2”.

そして、手からボールか離れる瞬間が“3”。

これを数えながらスタートする練習をします。


2.打席から1塁への走塁

ソフトボールでは、1塁ベースまでは必ずスリーフットラインを走ること。

バンドや内野への飛球が多いソフトボールは、もちろん故意にではないにせよ守備妨害の危険があるからです。

1塁への滑り込み、ヘッドスライディングの走塁はやめましょう。

なぜなら、滑り込んだり、ヘッドスライディングの方が断然遅いからです。

全速力で走りぬけた方が断然早いのです。

ベースランニングの練習では、1塁の5メートル先まで走り抜けることをしましょう。

しかし、審判も人間ですので、ヘッドスライディングの方が気持ちが入っているように見えることがあるのも確かです。

ただ、走り抜けるのではなく、常に次の塁を目指します。

これらは、練習の時から常に気をつけなくては上達するものではありません。


3.塁に出てからの走塁

ソフトボールは上記にもある通り、塁間が狭いため、足の速い人であれば、毎回盗塁を狙ってくるなんていうのもよくある話です。

つまり、ちょっとしたスキに次の塁をすぐ狙えるのです。

こういった練習は、練習というよりも気持ちが大切です。

実践においては、例えばランナー1塁、3塁の時、必ず2塁を狙います。

そして、3塁走者はキャッチャーが2塁にボールを投げるのを見計らって、ホームを狙い野手をかき乱します。

このように、実際の試合を想定した走塁練習がとても大切になってきます。


4.ランナーコーチの重要性

ランナーコーチはよく、補欠選手や手の空いてる人がいるだけというイメージかもしれませんが、とても重要なポジションです。

飛球の方向、距離を考え、またランナーのスピードを想定し指示を出す。

この時、走ってくるランナーに伝わるよう、大きな声と大きな動作で的確な指示をします。

全員がいつでも交代でできるよう練習の時から常にランナーコーチを置き、お互いの意思疎通を図れる練習をしておくとよいでしょう。

走塁は急に上達するものではありませんが、ソフトボールの走塁はそれほど足に自信が無くとも、練習さえすれば目に見えて上達します。

日々の練習の積み重ねを生かし、想像力と決断力を持って走れば着実に上達するでしょう。

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