家で出来るソフトボールが上達する練習メニュー

2020年の東京オリンピックは、2008年以来のオリンピック正式種目に復帰ということで、今女子ソフトボール代表にメダルへの大きな期待が持たれていますが、どうしたら代表選手のような凄いプレーができるようになるのでしょうか。

普段の練習だけを一生懸命に頑張っても、国内トップ、また世界の舞台ともなるとそう甘いものではありません。

かといって、練習以外の時間にどんな事をすれば上達するのかわからない方も多いと思います。

そこで、今回は「家でできるソフトボールが上達する練習メニュー」をご紹介させて頂きます。


1.体作りから始まる技術の向上

この項では、ソフトボールを上達する為にとても重要なことである、下半身をしっかり作ることについてお話します。

ポジションに関係なく、下半身強化は上達への必須項目になります。

なぜなら、ソフトボールはプレイ動作の殆どが、下半身で溜めたエネルギーを上半身へ、上半身からボール(バット)へという流れになっているからです。

バランス良く上半身を鍛えることも勿論大切ではありますが、効率良く下半身のエネルギーを上半身に伝えて初めて、速い球を投げることができ、強い打球を打つことができるようになるのです。

また、強い下半身を作ることで激しいプレーの中で怪我をするリスクを減らしたり、いざという時に踏ん張りがきくようにもなります。

自宅では、ボールやバットを使った本格的な練習があまり出来ませんので、まずは体作りをメインにした上で、さらに技術向上にも繋がる練習方法を事項からご紹介していきたいと思います。


1.まず強い体幹を作る

下半身の大切さは前項で説明しましたが、どのように練習すればよいのかはいたってシンプルです。

まずは、基礎的な補強運動ですが、腹筋・腕立て伏せ・背筋を、無理なく続く回数に設定し、出来る限り毎日行ってください。

ダンベルやチューブなどの道具等がある方は勿論使用していただいて構いません。

下半身のトレーニングについては、床にボールを置いてそれを補球し、すばやく投げる体制へという動作を繰り返して行います。

効率よく鍛えるには、投げる体制に入った際に下半身を少しだけ深く落とし、そのままの体制を5秒程度キープしてください。

この練習は下半身にも効きますし、捕球からすばやく守備動作に入る癖も身に付きますので、守備技術の上達効果もあります。

また、シャドウピッチングという練習方法があり、投球フォームのチェックや修正をする効果があります。

タオルを手に持ち、そのまま軽く投球フォームを行い、タオルの端がまっすぐに上がってくれば、腕がまっすぐに振れていることになります。

しかし、この練習も簡単な工夫をすることで下半身の強化効果を足すことが可能です。

先ほどと同じように投球モーションを行った後に、少し腰を落としそこから5秒程度キープしてください。

フォームチェックをしながら、簡単に下半身も強化することが出来ます。

このように家で簡単に出来る練習に少しの工夫をすることでより効果を高め、上達につなげることもできます。


2.体のケアを徹底する

たくさん体を使った後には、ストレッチなど必ずその後のケアをしてあげましょう。

大人になって趣味としてソフトボールをプレイしている方は、より長く楽しむ為に、向上心を高く持ち日々練習している方は、さらに上のステージに辿りつく為に、プレーする全ての方に欠かさず行って欲しいです。

入浴後に、間接の伸縮運動をしたり、筋肉をかるく叩いてほぐしたり、マッサージをしてください。

そうすることで疲れが取れやすくなり、さらに体の柔軟性が高まりますので、より怪我をしにくい体を作ることが出来ます。

そして、普段の練習で使ったグローブ等の道具も手入れしてあげてください。

道具も自分の体と同じように大切にすることで、より体に馴染み、良いプレーができるようになります。


3.強い体は心が作る

家で出来るソフトボールの上達方法として、強い体作りの大切さや、その後のケアなどについてご紹介させていただきましたが、試合にも活かせる練習の一つに、メンタルトレーニングがあります。

このトレーニングは、ソフトボール選手だけではなく様々なスポーツ選手が、プロアマ問わず行っているほど効果的な練習です。

具体的な方法としては、静かな場所で目を閉じ、自分が試合に出ている姿をイメージします。

打撃でも投球でもいいので、チャンスの場面やピンチの場面を想像してください。

家族や友人、恋人などが応援に来てくれているなどの設定を足すとより効果はあがります。

その場面で、自分がホームランを打ったり、三振をとる姿を思い描いてください。

このトレーニング中に意識して行っていただきたいのは、呼吸です。

ゆっくり深く深呼吸を行い、良い緊張感を保つことで、集中力を高めることができるのです。

こういったトレーニングを繰り返すことで、実際に試合で緊張するような場面でも、集中力が増して普段通りの動きをすることが可能になります。

そして集中力が増すことで、普段の練習効率も自然とあがりますので、上達速度もその分早くなります。

「健全な魂は健全な肉体に宿る」とは良く出来た言葉だなと思います。

皆と同じ時間と練習では、人より優れたプレイヤーにはなれません。

しかし、家での時間をこのように有効に使うことで、グラウンド以外の場所でもソフトボールの上達ができ、人より優れたプレイヤーに近づいていくことが可能です。

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