変化球の種類|ソフトボールのピッチング上達法

ソフトボールにも野球と同様にたくさんの種類の変化球があることを知っていましたか?

今回は、よく使われる変化球だけでなく、あまり聞いたことのない変化球も含めて、変化球の名前とどのような変化をするボールなのかを詳しく見ていきます。


1.変化球とは

ソフトボールにおいて、ピッチャーがボールに回転をかけることによって、軌道を変化させるボールのことをいいます。

ボールの変化は、揚力というものによって生まれ、回転させる方向や速度によって、球種を変えることができます。

回転させる方向はボールの握り方で変えたり、腕の振り方によって変えることができます。

また、回転の速度は腕の振りと手首のスナップの効かせ方によって変えることができます。


2.変化球の種類

一口に変化球といっても種類はさまざまですが、今回はメジャーなものとあまり聞いたことのない球種も含めて、どのような変化球があって、どのような回転で飛んでいくものなのかを5つご紹介します。


1.ライズボール

ライズボールは、下投げのソフトボールならではの変化球で、ボールにバックスピンをかけることによって、バッターの手元で下から上に浮き上がるように変化する変化球です。

バッターの手元で急激に変化するボールなので、バッターは空振りしやすいボールです。


2. ドロップボール

ドロップボールは、ストレートを投げるときにかける回転をより強くかけることによって、ボールが落ちるように変化する変化球です。

バッターに関していうと、手元でボールが沈むように変化するので、打ち返すことが難しいボールです。


3.チェンジアップ

チェンジアップは、ボールが回転しないように投げることによって、ストレートよりもかなり遅いスピードで飛んでいく変化球です。

ピッチャーはチェンジアップを投げるときに、ストレートと同じ速度で腕を振って投げるため、バッターはその腕の振りに翻弄されてついついバットが出てしまうボールです。


4. カーブ

カーブは、ピッチャーがボールを持っている手とは逆の方向に、曲がりながら沈むように変化する変化球です。

バッターに関していうと、カーブは速度が遅いボールなので、バッティングする前にカーブが来ることを予測できれば、打ち返すことが難しくない変化球の1つと言えます。


5.ムービングファストボール

ムービングファストボールという名前を聞いたことがある人は多くはないと思います。

ムービングファストボールは、ピッチャーに関していうと、習得することが難しい変化球で、いろいろな変化球が組み合わさってランダムに変化する変化球です。

ピッチャーは投げることができるようになるまでに時間がかかる難しいボールですが、バッターからしてみても、どのような変化をするか予測するのが難しいボールなので、打ち返すことが簡単ではない変化球と言えます。


3.まとめ

今回は、ソフトボールの変化球のうち、ライズボール、ドロップボール、チェンジアップ、カーブ、ムービングファストボールの5種類の変化球について詳しく見ていきました。

変化球は、ボールの握り方や腕の振りの強さによって、ボールの回転の方向や強さが変わるボールです。

ライズボールとドロップボールは縦にボールが変化する変化球で、カーブは横にボールが変化する変化球です。

チェンジアップとムービングファストボールは、ボールの速度は遅いのですが、ピッチャーの投球動作をストレートと同じようにすることによって、バッターのタイミングをはずして翻弄させる変化球です。

ピッチャーは、変化球の投げ方を習得してピッチングを上達させることによって、ピッチングを組み立てるレパートリーが増えるので、バッターから三振を取ることができるようになります。

また、バッターは、変化球の打ち方を習得することによって、自分の狙い球が来るまでファール等でしのげることができるので、出塁率が上がるようになります。

変化球を練習して、ピッチングやバッティングを上達させましょう。

コメントをどうぞ

CAPTCHA


サブコンテンツ

このページの先頭へ