ピッチングで大切な下半身の使い方 | ソフトボールが上達する練習メニュー

ソフトボールのピッチャーは、いかにも体格に恵まれた剛腕で迫力のある投手ばかりではありません。

小さな選手でもコントロール良く速球を投げるピッチャーはたくさんいます。

腕の力だけでなく、下半身を鍛え、上手に使うことによってピッチングに生かしているからです。


1.投手にとって下半身の重要性

ソフトボールのピッチングは、ウィンドミル投法とスリングショット投法の2種類であり、どちらも急に投げられるものではなく、日々の練習を重ねてフォームをマスターしなければいけません。

また、1試合7イニングを投げる体力も必要です。

野球のピッチングでもそうですが、投手にとって一番重要なのは下半身の筋力です。

下半身の筋力をアップしただけで、ピッチングはある程度上達するでしょう。

ボールは腕で投げますが、それを支える下半身がしっかりしていなければ、フォームが安定せず強く速い球を投げ続けることはできないからです。

良い投手とは、いかなる時も安定したピッチングをすることです。

安定したピッチングを続けるには、正確なフォームを崩さないことが大切です。

下半身の筋力が無く、足腰が弱いと上半身がブレ、コントロールが定まりません。

正しいフォームを習得すると同時に、それを安定させる下半身の筋力アップをはかり、ピッチングを上達させましょう。


2.下半身の筋力トレーニング

ソフトボールは7イニングですが、先発ピッチャーが最後まで投げ続けることも珍しくありません。

そして、多くの場合ウィンドミル投法であるソフトボールのピッチャーは、そのステップを踏む為、瞬間的な筋力をも必要とします。

また、ツーステップ投法やジャンピング投法の投手はより下半身の筋力をつけなければ、故障することも多くなってしまいます。


1.持久力を強化する

長時間粘り強く支える持久力をつけるため、走り込みとスクワットは日課として下さい。

ふくらはぎを鍛えるには、段差のあるところにつま先だけ乗せ、かかとを浮かせたまま上下に動く運動をリズムよく行います。

1秒間に3回ほどのスピードで上下を繰り返します。

太ももを強化するには、スクワットが最適です。

肩幅の1.5倍くらい足を広げて立ち、顔は前方を向いたままつま先に体重をかけて、太ももを意識しながらゆっくりと上下します。

この時、押されても身体がブレないくらい安定した重心を保つことが大切です。

また、見逃しがちな腰、背中の筋力も大変重要です。

背筋を鍛えるには、ゴムチューブを使うとよいでしょう。

座って軽く膝を曲げ、チューブを足の裏に引っかけて両端を持ち、肩甲骨を寄せるよう意識しながらゴムチューブを引っ張ります。

限界まで肩甲骨を寄せたら、ゆっくりと戻します。

また、メディシンボール投げも背筋を鍛えるのに適しています。


2.瞬発力を鍛える

瞬発力を鍛えるには様々なトレーニングがありますが、最も簡単なのがジャンプです。

ただ真上にジャンプするだけでなく、左右、前後、立ち幅跳びや片足ずつのジャンプなど、組み合わせて行います。

その他には、20メートルほどのスタートダッシュや、三段跳びなどの練習もよいでしょう。

ツーステップ投法やジャンピング投法の投手は、この3段跳びの練習を必ずします。

ただし、ジャンプの練習は怪我の危険がありますので、ウォーミングアップの後、しっかりと柔軟をしてから行うことが大切です。


3.投球時の下半身の使い方

無駄な力を使うことなく、また、力がすべてボールに込められるようにするには、下半身から上半身、そして腕へと連打されたフォームをマスターしなければなりません。

自分のフォームができている人は、リズムをつかむためにランニングステップでの投球練習を取り入れると、上半身から下半身への連動がスムーズになります。

これは、腕の振り抜きを速くする練習にもなりますのでピッチング上達に繋がります。

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