ソフトボールのピッチングで大切な脱力のやり方
ソフトボールのピッチングにおいて、力むことなくリラックスし、脱力して投げることは非常に大切です。
ピッチングの際に脱力できずに力んでしまうと、思った通りの球威やコントロールで投げることができません。
そこで今回は、ソフトボールのピッチングで大切な脱力のやり方についてお話しします。
1.力んでしまう原因
脱力してピッチングをするためには、まず力んでしまう原因について理解しないといけません。
ピッチングの際に力んでしまう原因の1つとして、緊張してしまうことが挙げられます。
どんなピッチャーでも、マウンドに上がれば必ず緊張してしまい、力んで身体が固くなってしまいます。
ソフトボールのピッチングの上達には、平常心を保ち冷静にボールを投げることが欠かせません。
また、下半身の力が上手く使えず、上半身の筋力に頼ったピッチングをしてしまうと、肩や腕などの筋肉がガチガチになってしまいます。
身体全体の力を上手く使って投げることができていないと、ピッチングの際の力みに繋がってしまいます。
ピッチングの際に力んでしまうと、球威が出ずコントロールが安定しないことに加え、肩や肘などのケガにも繋がってしまいます。
2.脱力のやり方
ピッチングの際に、力まずに脱力してボールを投げるためには、上半身の筋力に頼った投げ方ではなく、身体全体の力でボールを投げることが大切です。
リラックスした構えから、身体全体をムチのようにしなやかに使って腕を振り、ボールをリリースする際に全てのパワーを指先の一点に集中させてボールを投げましょう。
力んでしまうと、ピッチングフォームの一連の流れがスムーズにいかなくなってしまい、パワーをボールに上手く伝えることができません。
緊張してしまいそうな場面では、一旦プレートを外して軽くジャンプをすると、肩に入った力が抜けて脱力することができます。
投げる前に、身体全体にグッと力を入れたり抜いたりすることを繰り返すことも脱力するためには効果的です。
また、脱力してピッチングをするためには、呼吸を意識することも大切です。
緊張してきたら一旦深呼吸をすることで、落ち着きを取り戻し、リラックスすることができます。
自分のメンタルを上手くコントロールすることも、ソフトボールのピッチングの上達には欠かせません。
3.自分を信じる
それでもやはり、大きな大会などでは、緊張がなかなかほぐれない場合も当然あります。
自分が今までチームメイトと共に行ってきた練習を思い返してみましょう。
辛かったことや苦しかったこと、楽しかったことや嬉しかったことなど、様々な場面が浮かんでくると思います。
自分が積んできた練習や努力に自信を持ちましょう。
また、共にその練習を乗り越えてきた頼もしい仲間たちがバックの守備に就いてくれています。
そう意識することで緊張を逆に味方につけ、脱力してピッチングに臨むことができるようになります。
脱力して投げるためには、あなたが頑張ってきた練習や共に闘ってきた仲間たちを誇りに思い、信じることが一番大切です。
4.最後に
冒頭でも述べた通り、どんなに一流の選手でも、マウンドに上がれば必ず緊張して身体が力んでしまうものです。
脱力「しなければならない」ではなく、脱力「すればよい」と思うことが、脱力するためのコツです。
どんな場面でも脱力して、ピッチングを楽しむことを忘れずに投げることができれば、必ず結果に繋がってきます。